理事長挨拶

理事長 後藤時子

 令和の時代を迎え、いろいろな面で「これまで通り」が通用しなくなりました。とりわけ大きく感じるのは、自然災害と働き方改革、そして通信手段の変化でしょうか。そしてそこにコロナ禍が追い打ちをかけて、私たちは否応なしに変革を迫られています。自然災害に関しては、もはや過去の経験や歴史は全く当てにならず、安全地帯はどこにもないといっても過言ではない状況になりました。これは地球温暖化による影響といわれており、未来の子供たちに少しでも安全な環境を残してあげるために、私たち大人一人一人ができる脱炭素への取り組みをしていく必要があるでしょう。当法人も環境に配慮した取り組みを常に意識してできることから取り組んでおります。

  働き方改革に関しては粛々と進められており、家庭生活とのバランスを大切にしながら働くことや女性が男性と平等に仕事に参画することなどが、どの分野でもようやく求められるようになりました。当院でも子育てや介護をしながら働き続けられるよう、多様な働き方の推進を積極的に行っております。

 また、このコロナ禍において、人として本来必要な繋がりが断たれることにより多くの人たちが孤立し、さまざまな精神的変調・不調をきたしていることがいろいろな調査で明らかになっています。このパンデミックはまだしばらく続くことが予想されているため、その場しのぎではなく、今後新しい通信手段などを上手に利用したり新しい働き方などを模索したりしながら、どのように今の危機を乗り越えて心のつながりを築いていくかを私たちは考える必要があります。

 当院では、このようなさまざまな問題に対してスタッフが多職種で連携し、みなさまと一緒に考え取り組みながら地域のみなさまに寄り添い、みなさまから求められる医療サービスの提供に努めてまいりたいと考えております。

秋田緑ヶ丘病院 理事長 後藤時子